今日はルオフ氏との対談ゲラの修正を終え、表紙の
帯のラフ絵を描いて仕事場に送った。
あとがきは明日だ。
昨夜は『ゴー宣』第68章をボツにされたらどこに
持って行くかを考えていたが、今日の夕方、担当
織田氏がやってきて、1時間半みっちり話し合った。
ボツにする気はないと言う。
対処として、危ない文字を検閲伏字にしたらどうか
と言ってきたが、表現の自由がテーマの章で、それを
やったら、『ゴー宣』読者は熱いから、編集部にガンガン
電話がかかってきて、大変なことになるよとわしは別に
脅すつもりではなく、リアルなことを言った。
しかも、本当は何を書いてあるかを知りたい欲求が
高まるから、結局他誌に載せるしかなくなる。
なぜこの作品が今の時代に必要かを説明し、漫画に
おけるパロディ表現とは何かを説明し、そもそも
この作品こそが『ゴーマニズム宣言』の真骨頂であり、
小林よしのりの作品から「毒」を抜いたらおしまいに
なるということを、秘書みなぼんが熱く語ってくれた。
とうとう織田氏はこのまま掲載することを、決心して
くれたようだ。
ありがたい。やっと安堵した。